Mitt rum, Bergman och jag 部屋とバリマンと私

ストックホルム大学シネマ・スタディーズ修士課程に留学中の筆者がベルイマンを中心に色々綴ることを目指しているブログです。

映画

瑞日ダブル・インターン体験談③ 東京国立近代美術館フィルムセンター

さて、前回の更新で書いたベルイマン・センターでのインターンを終えた私は、映画に誘発されたツーリズム(film-induced tourism)の視点から長い長いエッセイを仕上げて、6月半ば、無事にストックホルム大マスター・プログラムでの一年目を終えました。 1…

瑞日ダブル・インターン体験談② フォール島 ベルイマン・センター

さて、ようやくインターン体験談を書きたいと思います。 今年4月〜5月にかけてインターンシップに参加したのが、フォール島にあるベルイマン・センターです。 入り口。 全体(同じ建物の白い部分半分はフォール島博物館) フォール島というのは、『魔女の…

★スサンネ・オステン監督インタビュー★

インターンの話を書く前に、夏に東京に帰る直前に叶ったスサンネ・オステン監督とのインタビューがようやく記事になったので宣伝です。 (非メンバーへのオンライン上での公開は残念ですが1週間のみです!) www.cinemascandinavia.com 以前ドラマーテンの…

瑞日ダブル・インターン体験談① インターンを見つけるまで。

久しぶりの更新です。 この4月から数ヶ月、私はダブル・インターンシップをしていました。もうバタバタで、完全にブログを放置していました…。それを挽回するために、今日から数回にわたって私の瑞日ダブル・インターンシップ体験談を書きたいと思います。 …

Vingarne『翼』(1916)

もう2ヶ月以上も更新が止まっていました…。うむむ。。。 その間に色々起こり、今現在この記事は<ベルイマンの島>ゴットランド北に位置するフォール島にて書いています。実は、紆余曲折を経て、当地のBergmancenter バリマン・センターで4月からインター…

バリマン+モランデルその1『別れて』(Frånskild, 1951)

きゃー、また更新が止まっていましたわ・汗。 ここ1ヶ月ほどの私は、授業のない日は毎朝王立図書館に通っては視聴覚資料コーナーでDVD化されていない古いスウェーデン映画を観るのが習慣になっております。 今年中に最低でも300本、スウェーデン映画を観る…

Beröringen/ The Touch(1971)

バリマン作品自体について書くのは、実は初めてですね。 表題作"Beröringen"/"The Touch"は、アメリカとスウェーデンとの共同製作の、英語のバリマン映画(もう一本が『蛇の卵』)で、DVDが手に入らず、実は今まで観たことがなかったのです。(You TubeにTV…

Guldbagge i Bästa kvinnliga huvudroll till Maria Sundbom (グルドバッゲ賞最優秀主演女優賞 マリーア・スンドボム)

昨日は、グルドバッゲ(Guldbagge:日本ではゴールデン・ビートル賞と呼ばれていますが、個人的には何でも英語に直すのが気に食わなかったりするのです笑)の授賞式でした。 電車の中でスマホでちょこちょこ見つつ、帰宅後も夕飯を食べつつ見ていたのですが…

"Persona" och "Deformerad Persona" (『ペルソナ』と『歪んだペルソナ』)

久しぶりに『ペルソナ』を観ました。 バリマン作品の中でもアイコニックな1本ですが、個人的にも好きな作品の一つに入ります。何度見ても本当に素晴らしい。本作への私の熱い想いは簡単に語り尽くせるものではありませんので(笑)、多くを語らず本題に移りま…

Tystnaden

10/18は、グループプレゼンテーションが終わったご褒美(?)に、Kulturhuset(文化会館)内の映画館(Klarabion)に『沈黙(Tystnaden)』を観に行きました。 これはSvenska Filminstitutによる、"Film som förändrade Sverige"(スウェーデンを変えた映画)と銘打った…

I begynnelsen var ordet

去年スウェーデンにいたころに購入していたのに、今の今まで読めていなかったMaaretの著作、I begynnelsen var ordet: Ingmar Bergman och hans tidiga författarskap(『はじめに言葉ありき: イングマル・ベルイマンと初期の執筆活動』)を漸く読了しまし…

Bilder

今日紹介するのはベルイマン自身の著作、Bilderです。(スウェーデンの大手書籍通販サイトBokus.comではもはや売り切れになってました!) 本書は英訳が出ていて、そちらのタイトルはImages: My Life in Filmになっていますが、スウェーデン語の”bild”はちょ…

INGMAR BERGMAN: The Cinema as Mistress

読了してるのに記事を書けていなかった本がもう一冊。Philip Mosley著Ingmar Bergman: The Cinema as Mistressです。 著者のMosleyは現在はPenn State Worthington Scranton所属の比較文学の教授だそうです。翻訳家として活躍されているようですが、映画につ…

Ingmar Bergman Revisited: Performance, Cinema and the Arts

今日紹介するのは、私が進学予定のストックホルム大学映画学科所属のベルイマン研究の大家Maaret Koskinen編 Ingmar Bergman Revisited: Performance, Cinema and the Artsです。 私が最初に読んだMaaretの論文は正確にはどれだったか忘れてしまいましたが、…

Ingmar Bergman:A Critical Biography

前の投稿から、えらく時間が経ってしまいました。 スウェーデンに行くまでに、持っているベルイマン関係の本を既読・未読のもの含めて読み直そうと意気込んでいる今日この頃です。読み終わったものからこちらで紹介していきたいと思います。 今日紹介するの…